2021-12-22

超大和級戦艦紀伊


super yamato class battleship kii
#超大和級戦艦
学研から発行されている架空戦記「不沈戦艦紀伊」を読んで興味を持ち超大和級戦艦を模型化しました。
作中の設定やA-150の情報を元に1/700で作りました。
タミヤのウォーターラインのキット二つ分の艦体を切り刻み大和の平面図を拡大した図を基準に貼り合わせました。
上記の作中では副砲は重巡洋艦に採用されていた20cm三連装砲を搭載となっています。
しかし史実には三連装砲を主砲とした重巡洋艦は無いはずで、何故そうなっているのか不明です。
取り合えず連装砲塔を組み合わせて三連装砲塔を二つ作ってみました。
主砲や艦橋等のパーツが出来た時点でこれを仮配置してみると余裕が無くて詰め込み過ぎに見えました。
更に作中ではこの副砲塔の装甲の脆弱さが紀伊型の欠点だとされています。
それならと20cm三連装砲は捨てて14cm連装砲に置き換える事にしました。
阿賀野のキットの主砲を流用し利根のキットの主砲の8m測距儀を乗せて作りました。
阿賀野型の砲塔そのままでは装甲が弱いので充分な追加装甲を施したとしました。


次に高角砲ですが大和の配置に倣って大和の倍となる6列24基を配置としました。
これを完成した紀伊の艦体に配置して見た所それだけで艦幅いっぱいです。
紀伊型には大和より大きな艦橋を置くべきかと考えていましたがそのスペースが有りません。
そのため艦橋は大和のものをそのまま使い、測距義だけ17mに改造しました。
同様に煙突も横には広げられないので縦方向に太らせて大和型より容量を大きくしています。


上記作中では設計準備段階で大和の図面を拡大するだけで紀伊型の図面と出来ると判り設計期間を短縮出来たとされています。
それに倣って主砲・副砲以外の装備は大和の部品をそのまま使い、艦様も大和を拡大した形状と決めて作りました。
ただし高角砲や機銃は全て防盾付きとし、射撃指揮装置も防盾付きとしています。
これは大和型の18インチ砲より更に大量の炸薬を使う20インチ主砲発射時の爆風の影響を考えたからです。
同様に甲板上の主砲塔の周囲はその爆風の影響が大き過ぎるので機銃やその他の備品は置かないとしました。
なので25mm機銃座は艦橋周辺に集中して配置として必要な数を並べた結果が御覧のとおりです。
 (この辺の画像は未だ仮組だった頃の物なので隙間・ズレが有ります)



現状はこのような状態です。
できれば大和坂を作り込みたいのですが 、どうしようかなと思案中です。

大戦末期には噴進砲が開発され主要な艦船に搭載されたそうで、この紀伊型にも搭載されたと上記作中には書かれています。
そこでどんなものが有ったのか資料探しをしてみました。
資料は見付かりましたが残念ながら実戦において良い結果を残してはいないようです。
現在、複数の模型メーカーから噴進砲のキットが発売されています。

ですが、防盾が無くて操作員がロケット弾の噴射炎に晒される構造になってたり。
これを20インチ砲の苛烈な爆風に曝される紀伊型に積むのはどうなんでしょう。
主砲塔から離れた艦首や艦尾にならその爆風の影響を考えずにキットのままで配置出来るかな?と。



大和と紀伊
with improved yamat
大和型の船体に20インチ連装砲を搭載させたものを超大和型と言うんだそうで、
この紀伊型はそれに続くものなので超超大和型と言うのが適切なんだとか。
ですが大和型の次に紀伊型の建造が決定した世界では超大和型は生まれない?
当時存った造船所では300m超の艦は作れなかったとか
20インチ三連装砲は技術も資材も足りないから無理だったとか
高角砲は長10サンチ砲塔12基にすべきとか
マニアな皆さんのお言葉が聞こえてきますが
その解決策として周辺に鉱山が散在する旅順造船所新設があり
この艦の設計時期は秋月が出て来る前で
他艦と部品・弾薬の供用が出来る5インチ砲を採用するのが適切だと思います
副砲も他艦に採用されていて弾薬の共用が出来る14サンチ砲で良いかなと

不沈戦艦紀伊

98(バグが有るようでこの辺の文字サイズや文字色は何度訂正しても修正できません)

2021-09-06

熊野 1946

 kumano 1946                  #熊野改

熊野は栗田艦隊の一艦としてレイテ湾突入戦に参加しました
その中で米軍機の攻撃で機関を損傷し速度が出せなくなり艦隊に追随出来なくなりました
止む無く単艦で引き返し泊地に帰還しその後修理の為にマニラへ向かいました
そして応急修理の後本土帰還を目指しましたがその途中で米軍機の攻撃を受けて沈んでしまいました
何とも残念な最後なので大破しながらも何とか本土に帰り着いたとして
修理と共に装備強化改装を受けた架空艦「熊野改」を作ってみました

大戦後期に登場したエセックス級空母やアイオワ級戦艦は高速で紀伊・尾張でも追い付けません
日本艦隊が運良く近距離で補足出来たとしても米艦隊は紀伊・尾張に正面から砲撃戦を挑もうとはしないでしょう
空母群は護衛艦船に守られながら高速で退避し航空攻撃を仕掛けてくるでしょう
なので米艦隊追撃の主役となるのは速度で勝る巡洋艦になるはずです
しかし空母に近付けばアイオワ級戦艦以下多数の艦船に砲戦を挑まれるはずです
重巡の8インチ砲10門では力不足で手も足も出ないでしょう
と言う事で8インチ砲も雷装も艦載機関連設備も外し比叡から外された14インチ砲塔を無理矢理積んで
逃げる空母の足を止めるために独走する突撃艦にする事にしました
これに阿賀野1946が追随し高速化された比叡1946も続くと言う想定です

三隈1946を作っている最中に思い付き
湧いてきたイメージを忘れる前に形にするべきとして
三隈の作業を止めて急ぎ作り出し取り敢えず形になったので載せる事にしました
横方向へ主砲を斉射したら横転してしまうでしょうから側面には横転防止策を兼ねた構造装甲を付けました
艦底にキールを二本貼り着けてこの上に14インチ砲塔を載せてそれを包む艦底を一層追加して復元性の増進と
重量増対策を取ってと大改装になっちゃいますね
 


艦体側面に補強材兼構造装甲を追加しました
この補強材が上甲板の下で前後の主砲を囲み砲塔で生じる主砲発射の反動を吸収分散させるとしています
また艦首側に浮力不足が有るとして艦首を延長し先端に向けて甲板を高くして凌波性も確保したとしました
阿賀野型や大淀の様に幅の有るフレアを付ける事も考えましたが最上型の特徴を残す為にそのままにしました
1番主砲は重心に近付ける為に艦橋直前に起き
2番主砲は前方への射界を広くする為に中央構造部から離した位置に置きました
14インチ砲の爆風に耐えられるようには作られていないであろう備品は甲板上には配置出来ないでしょう
なので主砲の他には何も載せられません
米空母の足を止める事だけを目指して突進する突撃艦です
勿論三式弾を撃てばその威力は8インチ砲より大きいでしょうから防空艦としても有用になるでしょうか

(現状仮組状態で各種装備の配置を悩んでいる最中です やはり艦尾に零観くらい搭載した方が良いかなとか)