ミッドウェー海戦で大破した最上は修理・改装され艦体後部に水上機を多数搭載する航空巡洋艦になりました。
しかしレイテ海戦で西村艦隊に参加し、その水上機を活躍させる機会も得られず沈没しました。
そこで、水上機ではなく通常機を運用出来る飛行甲板付きの航空巡洋艦に改装された架空艦を作りました。
あくまで最上に見えるように艦橋より前は元のまま修復したとしました。
重くて場所を取るエレベータは艦中央部にあたる艦橋のすぐ後ろに一基のみ設置。
万一故障した場合の為にクレーンをその横に立てました。
出来るだけ着艦用飛行甲板の距離を長くする為に斜め甲板を採用しました。
煙突はその排気が発着艦に影響しないように左舷側面から斜め後ろ向きに突出。
左舷側は飛行甲板が大きく張り出している為25㎜機銃2基しか置けません。
なので、高角砲は右舷側にのみ配置し、その位置を高くする事で左舷側にも撃てるとしました。
あくまで「航空巡洋艦最上」への改装としたのでこんな形になってしまいましたが、
艦橋の周囲で出来る乱流を斜め前から受けながらの着艦は難易度が高いでしょうね。
更に着艦に失敗したら艦橋を回避しながら前方に離脱する必要が有り、低練度なパイロットでは無理でしょうね。離艦用甲板は無いのでカタパルトで艦橋横から強制射出です。
当時の日本のカタパルトは性能が低く、米軍の様に装備満載した攻撃機の射出等は出来なかったそうで。運用出来たのは零戦のような軽い機体のみでしょう。
20機程の戦闘機のみを搭載した艦隊を守る直援空母としての運用に限られると言ったところでしょうか。
龍驤と言う前例が有りますがこれも相当なトップヘビーです。
水線下にバルジを増設するなどの対策も必要ですね。
No comments:
Post a Comment